役者達
自信を持ってお勧めする素材や道具たち

【緑粒選別】
『JA花咲ふくい』より
毎年3月16日ごろ解禁となる蕎麦米です
とは言っても数量限定なので
瞬く間になくなってしまう。
カラー選別機という機械を利用して
緑色の蕎麦米のみを選別する
歩留まりの悪い蕎麦米です
コクは薄いものの、独特の甘さとみずみずしさがあり、
なにしろ新品の畳表のように青々とした蕎麦が打ちあがる
4月5月限定で『選別緑粒江戸前』としてご提供しております

チベットの塩
かつてユーラシア大陸にインド亜大陸が
南の方からゴンッと衝突したときに出来たしわが
ヒマラヤ山脈なんだそうだ
その時に間に挟まれた海の水も山脈の地層に取り込まれたのだと
そのため現在、チベットの標高3000メートルという富士山にも匹敵する高所の砂漠を掘ると
当時の海水が湧き出してくるところがあるのだそうだ
その海水を塩田に溜めゆっくり結晶させると太古の海の水の天然塩が出来上がる
チベットは年間降水量のきわめて少ない土地であるため
酸性雨の影響を受けることもなく、非常に安全な天然塩になるらしい
この塩は決勝が大きいため甘味を感じる
そのため、フルーツや野菜に食べる直前、ほんの少しかけると無茶苦茶甘くなる
焼き肉の場合は一番安い肉が飛騨牛に変身する
店では蕎麦のストレートな風味を味わっていただくためお出ししています。

包丁
そば切り包丁
積層
白二鋼
尺二寸
770g
加茂詩朗作
玄蕎麦挽きぐるみ、24メッシュの粗挽きで蕎麦を打つ
蕎麦は打てるのだが、蕎麦殻が包丁の抵抗となって麺帯に傷がつく
手持ちの包丁の刃をいくら立てたつもりでも満足はいかない
この蕎麦殻がスパッと切れれば・・・と
悩んでいた時この包丁に出会った
翌日から
玄挽き十割・田舎風30メッシュは
玄挽き十割・田舎風24メッシュへと進化した

大野在来
店で使用する蕎麦の中心は【大野在来】です
2011年より
先輩方の蕎麦店で組織する買い付けのグループの仲間に入れていただきました
複数の蕎麦店が福井に集結し
丸一日をかけて
大野市内各所の蕎麦畑の生育状況を視察させていただきます
視察の後は『あわら温泉』に宿泊して交流会をしました
その後、気に入った畑を指定して買い付けをさせていただきました
写真の畑が今季私たちが買わせていただいた蕎麦畑です。

丸岡在来
発芽したばかりのソバの若苗
左奥には丸岡市の象徴【丸岡城】が見えます
店の看板商品【江戸前】に使用する蕎麦がこれ
江戸前はソバの雑味をそぎ落としソバが持つ甘さを強調した蕎麦です
福井県は在来種の種類が10種類ほどもあり
在来種の宝庫といえる地方ですが
その中でも【丸岡在来】はブランド種として全国の蕎麦人に知られています
以前、石臼のメーカーを訪問した際
実際にソバの実を磨って石臼の実演を見せていただいたのですが
そのとき使用していたのが【丸岡在来】でした
それが私と【丸岡在来】との始めての出会いです
その色と香りに驚く私が
「このソバすごくいいですね!」と感動すると
「これ、普通の丸岡ですよ。しかも、以前テストに使用した残り物です」と石臼屋
お願いして「JA花咲」の担当者を紹介していただいたのが始まりでした。